要 望 書
平成十八年九月二十七日
「新しい歴史教科書をつくる会」小林 正 会長 殿
「新しい歴史教科書をつくる会」
東京支部支部長 島崎 隆
東京三多摩支部支部長 渡辺 眞
小林会長に於かれましては、日々、「新しい歴史教科書をつくる会」の活動に御尽力を賜り、まことに感謝に堪えません。
さて、既にご承知かとは思いますが、去る九月二十日、西尾幹二氏のブログである「日録」には、扶桑社が「つくる会」理事会の意向と無関係に執筆者を一本釣りで選択して、扶桑社の意志でフリーな新しい教科書をつくる、という情報が書かれています。更に九月二十二日には布袋和尚なる人物がコメント欄に、扶桑社側が「つくる会が執筆した教科書を扶桑社が発行する」という従来からの関係を一方的に覆し、現に存在する「つくる会」を無視して、名実共に「扶桑社版」の教科書をつくるのではないか、と投稿しています。
火のない処に煙り立たずと申しますが、斯様な情報がかなりの具体性を伴って流布されているからには、既に小林会長にも扶桑社から上記のような提案が有ったのではないかと愚考しますが如何でしょうか。万が一にもこの様な情報が事実であるならば、「つくる会」にとってまことに由々しき問題と言わざるを得ません。「つくる会」会員としても扶桑社のこの様な裏切りは絶対に看過できないものであり、何らかの対抗措置を執らざるを得ません。
もしも「つくる会」が「朝日新聞に文句を言われない教科書」作りに協力するような事になれば、会員は情熱を失い雪崩を打って退会することになるでしょう。
その全ての責任は我々支部長ではなく、小林会長が負わねばなりません。
去る七月二十七日の教育再生機構準備パーティーにご出席された小林会長の御挨拶について、会員の間では、リップサービスとは言え余りにも謙譲が過ぎるのではないかと訝しく思っている者も多いのです。
今回のこの様な情報に接するとますます会員の間には不安が高じますので、是非とも早急に小林会長からお話しを伺いたく、伏してお願いするものであります。
急ではございますが、本日にでも何卒お時間を取っていただき、会長から直にお話しを伺い不安を払拭したく思いますので、宜しくご配慮下さい。