「沖縄集団自決は軍命令」という歴史偽造を広めてはならない

19年9月議会最終日、共産党から提出された、「沖縄の検定意見撤回意見書」は25人中8人だけの賛成で否決されたが、以下は私が述べた反対意見である。

来年からの5社、即ち、山川出版、東京書籍、三省堂、実教出版、清水書院の7種の高校教科書に書かれていた集団自決が軍命令という記述に検定意見が付けられ、それぞれの教科書はその記述を修正したのです。
例えば、実教出版・日本史Bは「日本軍は県民をスパイ容疑で殺害し、日本軍の配った手榴弾で集団自害と殺し合いをさせた」とか、東京書籍・日本史Aは「日本軍がスパイ容疑で虐殺した一般住民や、集団で自決を強いられたものだった」とか、山川出版・日本史Aは「日本軍によって号を追い出され、あるいは集団自決に追い込まれた住民もあった」とか、清水書院・日本史B「中には日本軍に集団自決を強制された人もいた」とか、三省堂・日本史A、Bは「日本軍に「集団自決」を強いられたり・・・」とか、実教出版・日本史B二つめは「日本軍により、集団自決に追いやられたり、幼児を殺されたり、スパイ容疑などの理由で殺害されたりする事件が多発した」などの酷い記述に満ちている。集団自決だけで無く、スパイ殺害、幼児殺害、壕からの追い出しなども含まれていた。これらの記述は「沖縄戦の実態について誤解させる恐れがある」という検定意見が付いたのでした。
命令を発したのは座間味島では梅沢裕少佐、渡嘉敷島では赤松嘉次大尉であるとされていた。彼等は、日本陸軍海上挺身隊であった。
昭和32年4月、女子青年団長、宮城初枝さんが調査に着た厚生省の職員の前で梅沢隊長から自決命令が出したことを証言した。しかし昭和48年、曽野綾子の「ある神話の風景」が渡嘉敷島の集団自決の軍命令の虚構性に鋭い指摘をした。又、昭和52年、宮城初枝さんは娘さんに自決命令は無かったこと、弾薬を貰いにいったが追い返されたこと、命令したのは村の助役であったと証言した。さらに平成17年5月、照屋昇雄元琉球政府職員が赤松大尉の命令は無かったとの証言した。このようにいまや軍命令説は完全に崩壊したため、文部科学省は検定意見を付けたのである。軍命令の存在を立証できないからと「広義の強制性や軍の関与」があったなどというごまかしは全く説得力が無い。日本軍が悪い、日本が悪いという考えを広め、沖縄は日本から独立したり、シナに隷属したほうが幸せという考えを広めていいのか、それを実行させて県民を不幸にしていいのか。

いわゆる南京大虐殺と従軍慰安婦の問題は、外国による歴史偽造であり、いまや重大な国難となりつつある。それが今度、日本人の手によって歴史偽造がおこなわれつつある。それが軍命令による集団自決というウソなのである。遺族年金を得る目的のために、歴史の真実を捻じ曲げ、当時の守備隊長だった梅沢、赤松氏の名誉を毀損し続け、そのウソを子供達に刷り込み続けることは日本人として許されない。
 教育行政は国民全体に責任を持って行われるものであり、ある自治体が決議したとしても、その道理のない検定意見撤回要求には応じられない、応じてはならないのが文科省の立場であるべきだ。