「日本国憲法無効論」、「再現・南京戦」、「亡国の東アジア共同体」をお薦めする(19/8/27)

「日本国憲法無効論」は渡部昇一さんと弁護士の南出喜久治さんの対談形式の本であり、戦後憲法無効論を鋭く訴えている。表紙の帯文には憲法改正を阻止せよと書いてある。解説すると、今の憲法は明治憲法に違反して作られたものであり、廃棄して明治憲法に戻してから考えよということなのである。マッカーサー憲法の改正は間違いなのだという。この論は非常に鋭い。間違ってつくったものはいくら直しても直しきれないのだ。それより、明治憲法を基にして今の時代に合うように直せというほうがすじが通っている。

「再現・南京戦」は東中野修道先生の最新作である。今まで南京上の内外での闘いを同時並行的に、しかも日本軍の戦闘記録を元に書いたものはなかった。これを読むと今まで断片的に書かれていた、いろいろな戦闘が統一してダイナミックに頭の中に構築されるように思える。それにしても南京城外に出た敗残兵の数の多さはすごい。彼等を司令官唐生智がわざと、つまり日本軍を混乱させるために置き去りにしたというのである。この本を読めば南京戦の全てが分かります。

東アジア共同体というものが日本の経済界を覆いつつあるがこの虚妄に騙されてはいけない。この共同体はかつての東亜共同体とおなじで共産主義をアジアに広めるためのものだという。と書けばかつての共産主義を広げる勢力はどこかと疑問に感ずるであろうが、それは日本であるという。近衛政権、陸軍、朝日などのマスコミは日本をソ連共産主義に献上することを図っていた、アジア全部を共産化してスターリンを助けることが目的だったというのである。中川八洋先生は幾つかの本で戦前の日本は社会主義であった、だから海外に膨張したのだという。コミンテルンの言うとおりに日本は道を進めて来た。それをただ一人防いできたのは昭和天皇であったと言うのである。この本を読むと今の保守の人たちの言っているかつての闘いは聖戦、または自衛の戦いであったなどということが吹っ飛んでしまうのだ。

以上、三冊を是非読みください。