市立第三小学校の「仰げば尊し」と「蛍の光」
今年の卒業式は市立第三小学校に参列させていただいた。以前から、こちらの学校では「仰げば尊し」と「蛍の光」と「国歌・君が代」の3点セットで式が行われており、最近の情けないビリーブなどの曲の演奏は一切なしなのだ。ビリーブの歌いだしをご存知か。「例えば君が傷ついて・・・」といきなり傷ついてしまうのだ。卒業式には相応しくない。先生や親への感謝の言葉も無い。第三小学校がいいのは「呼び掛け」が無いことだ。「呼び掛け」とは卒業生、または5年生までふくめた全員が、一度か二度、自分の思い出話を他の全員、教員や保護者、来賓にむかって言い継ぐのであるが、来賓として式に参列すると、毎年、それも多くの児童から「日光移動教室は素晴らしかった」だの「八ヶ岳の移動教室が良かった」だのを聞かされるのである。だから「呼び掛け」のある卒業式は長い。2時間半はつづく。卒業式の場で我が子が一度はスターになれるから嬉しいという親が多いが、卒業式は学芸会ではないのだ。卒業証書授与式という、学校行事なのである。来賓を帰してから、べたべたする会をやるなら良いが、やはり卒業式は毅然と凛凛しく、短時間で済ませてもらいたい。そういう意味で第三小学校の卒業式は素晴らしかった。卒業生だけが歌うはずだった「仰げば尊し」を来賓の私達は大きな声で唱和してしまった。