山を歩く(平成19年1月8日)
私は山を歩く。昨日は数馬の湯から笹尾根に登り、西原峠から上原峠に行き、下山し、温泉センターで風呂に入った。4日には五日市の駅の裏から金毘羅山の少し北まで歩いた。こんなに人家に近いところなのに熊に注意の看板が出ていた。暮れには数馬下から浅間尾根に上り北西方向に歩き、都民の森の先の自動車道路にぶつかり、そこから折り返して途中から数馬の集落に降りた。蛇の湯温泉の風呂に入った。このところ下山してから風呂に入る楽しみが増えた。温泉に体を沈め、いま降りてきた山を見る、特に露天風呂で見るのがいい。
私は主に車でいく。車で行くのは登山口まで直行できるのがいい。バスや電車の時間を気にしなくていい。しかし登りと下りの地点はほぼ一致していなければならないのが不便である。行きと帰りが同じ道なのは残念だが、歩く方向が逆なので行きには気づかなかった風景を帰りに発見できることもある。
高尾山、南高尾、北高尾、関場峠、景信山はしょっちゅう。昨年は竹寺と子の権現、武甲山、高水三山、刈寄山、徳和と三窪、三室山、相模湖の東の嵐山、顔振峠、天覧山、名栗湖から棒の折れ山、大岳山などを歩いた。主に奥多摩と奥武蔵である。高尾山を越えて相模湖の周辺の山もいいのだが、帰りの20号の渋滞が高尾駅まで続くので行楽シーズンは遠慮する。
早く起きれば、もう少し遠くまで行くのだが、前日早く寝て、朝トイレもすっきり済ませて、という好条件がなかなか整わない。いつも出かけるときは10時過ぎになってしまう。そして前日の内に行先を決めていることがない。出る直前、あるいは車に乗って出た後、決まるときがある。だから、前もって友人達とスケジュールを立てていくということがほとんど無い。
近頃「熊出現」の立て看板が多いので、それに出会うことが多く、真冬、熊が冬眠しているだろうとおもわれるとき以外はこの看板に出会うと、一人では進めなくなってしまう。近頃貰ったり、買ったりした熊よけの鈴をジャラジャラ鳴らしていっても、進めない。というのも10年ほど前に奥多摩湖から水根山を目指したとき、前方に黒い塊を見、「ギャー」とかいう声を聞き、驚いて駆け下りたことがあるのだ。
山では「こんちわ」と挨拶する。十代のころ「下界で日頃挨拶もしてないのに山では挨拶するのは偽善だ」とかヘンなことにこだわったけれど、最近はそんなこだわりも無い。山で挨拶する人間も下界では「ぶすーっ」としているかもしれないが、そういう気分になることも私だってしょっちゅうあるのだから仕方が無い。山に入り気分がよくなれば「こんちわー」というのもいい。